中堅中小企業のM&A仲介(ハッピーM&A)のことならおまかせください! 小柴学司(大39期)    株式会社山本進重郎商店のホームページです。 山本 進三(経済学部 産業工学科 39期)    大和紙料㈱ 機密書類の溶解処理からリサイクルへ、古紙のリサイクル。環境に優しく 矢倉 義弘(大6)   株式会社トヨコン  総合物流サービス業  明石忠男 (大4期)   「あら川の桃」ご案内 本多康重(17期)

10月度ビジネス人生塾のご案内 『大阪・河内に育った同族企業』

柑芦会会員各位
                      人生塾実行委員長 浦義弘
                     ビジネス人生塾長 小柴学司

       10月度ビジネス人生塾のご案内
        『大阪・河内に育った同族企業』

 拝啓、秋晴の候、会員の皆様にはますますご健勝のことと存じます。
今回は、テレビCMでおなじみのチョーヤ梅酒㈱社長の金銅重弘様(大27期)に
同族企業ならではのお話をしていただきます。
 また、昔はどこの一般家庭でも作られていた梅酒をいかにして事業化し、
業界トップになったのかとか海外戦略についてもお話をしていただきたいと
思っております。
 就職先としても人気の会社の社長のお話を聞く絶好の機会ですので、
ご興味のある方はぜひお越し下さい。
                                        敬 具
               記

1、日時  10月29日(木)   18:30~21:00
2、場所  柑芦会大阪支部会館  06-6941-4986
      地下鉄谷町線 谷町4丁目下車、7号出口すぐ
      ロイヤルタワー 大阪谷町 207号
       (玄関で「207」、「呼び出し」を押してください)

3、題名 『大阪・河内に育った同族企業』

4、講師  金銅重弘(大学27期)
 【略歴】
  昭和54年 シャープ株式会社 入社
  昭和58年 蝶矢洋酒醸造株式会社(現:チョーヤ梅酒株式会社)入社
  平成 8年 同 取締役海外事業部長に就任
  平成19年 同 代表取締役社長に就任 現在に至る

5、講義の内容
 a) 創始者、河内のブドウ作り百姓『金銅住太郎』がワイン造りを始めたのは・・・
 b) 我々、金銅ファミリーの梅酒に出会うまで
 c) 梅酒稼業から、今日に至るまで 
    
6、進め方  18:30-19:30 講義
       19:30-21:00 食事をはさんで、質疑応答、懇談、

7、会費   1,500円(お弁当、ドリンク付)
8、申し込み、問い合わせ
  *TEL 06-6941-4986   FAX 06-6947-7925
  *E-mailの場合は下記に名前を記入、osaka@kourokai.com
   支部事務局 金子まで
                           以上
  参加氏名 :              (    期)

中堅中小企業のM&A仲介(ハッピーM&A)のことならおまかせください! 小柴学司(大39期)    株式会社山本進重郎商店のホームページです。 山本 進三(経済学部 産業工学科 39期)    大和紙料㈱ 機密書類の溶解処理からリサイクルへ、古紙のリサイクル。環境に優しく 矢倉 義弘(大6)   株式会社トヨコン  総合物流サービス業  明石忠男 (大4期)   「あら川の桃」ご案内 本多康重(17期)

9月度 イキイキ人生塾「経済団体の統廃合から学ぶ」を聴いて

9月度 イキイキ人生塾「経済団体の統廃合から学ぶ」を聴いて
                     17期 本多康重
今回は元関経連常務理事で事務局長の青柳明雄氏(16期)の講演。
経済団体(商工会議所)の設立から紆余曲折を経ての統廃合の歴史と今後の関西経済の問題と動向について聞いた。
その歴史は明治維新から始まったことに驚き、特に先の大戦の敗戦復興には大きな役割を果たしてきたことが浮き彫りされ、又、関西経済が中心的な存在であったことも再認識された。
経済連や商工会議所という経済団体と言えば、経済界のトップの集団、企業家の利益団体、時の体制に従属した団体、と、ともすれば庶民感覚では背を向けたくなる存在であるが、氏の講演では地道な活動を通じ如何に日本や関西の経済を興隆させようかと悶え、闘い続けてきたかが伺える。思わず城山三郎の「官僚達の夏」の“熱さ”を重ね合わせて聞いていた。
例えば、現在、声高に叫ばれている「道州制」の問題は既に50年前から提言しており、中央集権・官僚主義の弊害をいち早く指摘されている。
今回の総選挙で政権が変わった。従来の“蜜月関係“の自民党と違って民主党とどう付き合っていくのか、衆目の関心の的であったが、氏は経済人として「言うべきことは言っていく」と、既に民主党のマニフェストの一部に注文を付けたという。「今後も不偏不党を貫き、従来通り政治献金もしない」(関経連は政治献金は行ってこなかった)と明言された。経済人から見て、良いものは良い、悪い物は悪い、という一貫した”ぶれない姿勢“には好感が持たれた。

今後の関西経済の問題点と在り方についてネガテイヴ面とポジテイヴ面の両面から提言をされている。的確なご指摘で聴衆者は“なるほど”と頷くばかりである。「関西復権」の為にまだまだご尽力して頂きたいと願う。
同じ大学の先輩に、かくも誠実で地道な経済界の活動をなさっている方がおられることは大変心強く嬉しいかぎりで心地よい一夜であった。
青柳明雄氏のこれからの益々のご発展とご健康を願ってやみません。(了)
中堅中小企業のM&A仲介(ハッピーM&A)のことならおまかせください! 小柴学司(大39期)    株式会社山本進重郎商店のホームページです。 山本 進三(経済学部 産業工学科 39期)    大和紙料㈱ 機密書類の溶解処理からリサイクルへ、古紙のリサイクル。環境に優しく 矢倉 義弘(大6)   株式会社トヨコン  総合物流サービス業  明石忠男 (大4期)   「あら川の桃」ご案内 本多康重(17期)

人生塾スペシャル「椿本チェイン工場見学」のご案内

                         平成21年年9月4日
柑芦会会員 各位
                          柑芦会大阪支部
人生塾実行委員長  浦 義弘
                        副実行委員長  今井通博
人生塾スペシャル「椿本チェイン工場見学」のご案内
 謹啓 初秋の候 会員の皆様にはお元気でお過ごしのこととお喜び申し上げます。
さて、この度 下記のとおり 人生塾スペシャルとして株式会社椿本チェイン・京田辺工場の
見学会を企画いたしました。皆様ご存知の通り、同社は世界シェアNo1の実績
を誇る動力電動用のドライブチェインのメーカーで、代表取締役会長は大学8期
の福永 喬様です。見学させていただく京田辺工場は、平成13年竣工でチェイン
生産の最新鋭工場です。
 昨年来のリーマンショック以降、日本の将来において「ものづくり」は大変
重要であります。このような環境下で、同社の工場見学は非常に意義あるものと
思います。福永先輩のご配慮で実現できたわけですが、是非多くの方のご参加を
お待ち申し上げます。

                記

実施日:2009年10月27日(火)10:00~14:00

 ◆集合:10月27日(火)9:30 JR京都駅八条口(裏玄関)
      会社からのマイクロバスで京田辺工場へむかいます。(約30分)

場 所:株式会社椿本チェイン 京田辺工場
      〒610-0380 京都府京田辺市甘南備台1丁目1-3
           TEL:0774-64-5001

スケジュール:10:00~12:00 概況説明及び工場見学
       12:00~13:00 昼食
       13:00~14:00 一休寺見学
       (希望者多数であれば近所の一休寺を見学・参拝いたします。)
        以後マイクロバスで京都駅までまいります。

株式会社椿本チェインの概要
  本 社:〒530-0005大阪市北区中之島3-3-3
                (中之島三井ビルディング6F)
       TEL:06-6441-0011
  代表者:代表取締役会長 福永 喬
       (平成9年6月社長就任、平成17年6月会長就任)
      代表取締役社長 長  勇
  売上高:1,415億円(2008年度連結)
  従業員数:5,339人(2008年度連結)
  同社ホームページアドレス:http://www.tsubakimoto.jp/

参加人員:約20名

費 用:会費@1,500円(通常の人生塾と同額)
    (JR京都駅までの費用は、ご負担ください。)

備 考:スケジュール等詳細は、事前申込者に改めてご案内いたします。

申込み:本メールの返信で、柑芦会大阪支部事務局までお申込みください。

  ◆申込締切日:2009年9月25日(金)

    氏名:        (   期)

                              以上
中堅中小企業のM&A仲介(ハッピーM&A)のことならおまかせください! 小柴学司(大39期)    株式会社山本進重郎商店のホームページです。 山本 進三(経済学部 産業工学科 39期)    大和紙料㈱ 機密書類の溶解処理からリサイクルへ、古紙のリサイクル。環境に優しく 矢倉 義弘(大6)   株式会社トヨコン  総合物流サービス業  明石忠男 (大4期)   「あら川の桃」ご案内 本多康重(17期)

「最近の就職事情と就職活動」報告書

8月25日イキイキ人生塾
「最近の就職事情と就職活動」報告書

                        平成21年8月31日
                              吉川博司

先般8月イキイキ人生塾は、「最近の就職事情と就職活動」と題して、
和歌山大学経済学部で、学生の就職支援と、学生の自立のための
「キャリアデザイン」「進路と職業」の講座を担当されている
本庄麻美子先生をお招きいたしました。以下、その報告です。
P1010028.jpg

テーマ:「若者の就職意識と現状 ~大学の現場から~」
<就職環境について>
大卒求人倍率は本年度1.62倍(対前年▲23.5%)。
過去平均は約1.7倍であることから、倍率が1を切る程の就職難と
されている時期ほど落ち込まない。
採用社数に関しても対前年▲6.4%と、少人数でも新卒採用を
継続しようとする企業が大半である。
ただし、求人総数はあくまで採用予定人数であり、結果的には計画
していた人数を確保できていない。それは、多くの企業が求める
人材レベルを下げていないからである。リクルート調査で報告されて
いる7月の内定率は58.8%(対前年▲25.2%)であり、厳選採用が
定着しているといえる。
大卒の3年以内離職率は約35%。3名に1名は早期退職しているのは、
採用ミスマッチが生じているのも1つの原因である。

<保護者(家庭)でもできる就職支援について>
和歌山大学でも、近年、保護者向けに成績を年1回郵送で報告したり、
教育懇談会を毎年11月に開催する。
学生にとって、保護者の影響力が以前よりも大きくなっている。
企業の採用担当者が保護者の対応をすることもめずらしくはない時代。
大学でも保護者の方には、付かず離れずの距離感を大切にして
いただき、①押し付け②過保護③無関心はやってはいけないことと
して注意をお願いしている。

<相談・質問の中で感じる若者気質について>
・何事も明確な答え“解”を求める。
・失敗・挫折体験が少ない(全くないこともある)。
・与えられることが当たり前。
・「働く」ということについて希薄であり、就職観が持てない。

<キャリア教育が注目される理由>
学校から職場への移行が大きな問題となっていることから注目されている。
キャリア教育=「働くってどういうこと?」「何のために学ぶのか?」
         この接合点を見出す教育
知識教育だけではなく、実践教育(キャリア教育・社会人基礎力教育)が必要。
思考リテラシー(PDCAを思考として構造化したもの)を身に付ける。

<経済学部キャリアデザインオフィスとして>
・学生の「進路決定の満足度を高める」ことこそが最大の支援。
・色々な意味での自立(自律)ができるように早期の気付きを促せる存在へ。

最近の取組としては
スチューデントリンクseeD(50期生)の活動スタート
オレンジハウスのオープニングイベント開催
 ・大阪【7/4@心斎橋】・・・50~57期を中心に63名が参加
 ・東京【8/22@渋谷】・・・50期代を中心に30・40期代も含め45名が参加)

<まとめ>
1時間余りの講演と懇談の中で、現在の学生気質と、私の年代と隔世の感を
強くしました。また、今、各企業が人材(人財)を求めながら採用後の育成
に苦労している原因も、お話の中で理解でき、企業と学校さらに家庭にまで
のタイアップが必要な時代と痛感しました。社会人として巣立って行く学生
に対して、日夜献身的に勤められておられる先生のご努力に感謝すると共に、
益々のご活躍をご祈念申しあげます。

本庄先生ご多忙の中、ありがとうございました。

                                 以上
P1010027.jpg

中堅中小企業のM&A仲介(ハッピーM&A)のことならおまかせください! 小柴学司(大39期)    株式会社山本進重郎商店のホームページです。 山本 進三(経済学部 産業工学科 39期)    大和紙料㈱ 機密書類の溶解処理からリサイクルへ、古紙のリサイクル。環境に優しく 矢倉 義弘(大6)   株式会社トヨコン  総合物流サービス業  明石忠男 (大4期)   「あら川の桃」ご案内 本多康重(17期)

9月度「研究わくわく人生塾」のご案内:ポスト株主資本主義時代の日本的経営

                            平成21年9月吉日
柑芦会会員各位                        
                            人生塾実行委員長   浦 義弘
                                    研究わくわく人生塾長 渡邊 豊

           平成21年9月度「研究わくわく人生塾」のご案内
          
           「ポスト株主資本主義時代の日本的経営
             『ポスト株主資本主義』研究会に参加して」
  
   
       初秋の候、皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
      夏バテや新型インフルエンザの対策にもご注意してお過ごし下さい。
      
      今回は、ビジネスマネジメント学科教授の吉村 典久先生にお願いいたしました。
      最近の著書『部長の経営学』ちくま新書版も大好評のようです。
      先生は奈良広陵町生まれで、学習院大学経済学部卒業後、神戸大学大学院経営学研究科
      博士課程前期課程修了です。

      日本企業の経営のあり方を考える研究会にもご参加され、今回は、その成果の報告を交
      えて興味深いお話しを伺えます。
      政権交代が日本で実現しました。多くの現役会員の参加と意見交換を楽しみにしております。
      是非、お越し下さい。
      
                          
                      記

1、日時  9月29日(火)18:30-21:00

2、場所  柑芦会大阪支部会館 06-6941-4986
      地下鉄谷町線谷町4丁目下車、7号出口すぐ
      ロイヤルタワー大阪谷町 207号
     (玄関で「207」、「呼出」を押してください)


3、講師  吉村 典久和歌山大学経済学部経済学科教授
      
      博士(経営学)神戸大学 
     


4、内容  18:30-19:40 「ポスト株主資本主義時代の日本的経営
                  『ポスト株主資本主義』研究会に参加して」
                                                  
               バブル崩壊後、それ以前は礼賛された日本企業の経営のあり方に
               大きな批判が集まった。しかし、ひな形とされた、いわゆる
                「アングロサクソン」型の経営の姿の限界も見えてきている。
                現在、日本企業の経営のあり方を考える研究会に参加しており、
                その成果について報告をさせていただく。


             
      19:45-21:00 食事をはさんで、質疑応答、懇談、交流

5、会費  1,500円(お弁当、ドリンク付)

6、申し込み、問い合わせ

  *TEL06-6941-4986
   FAX06-6947-7925 大阪支部事務局まで
  *E-mailの場合は下記に名前を記入、osaka@kourokai.com あて、申し込んでください。
  

参加氏名 :       (    期)
   
                  以上
中堅中小企業のM&A仲介(ハッピーM&A)のことならおまかせください! 小柴学司(大39期)    株式会社山本進重郎商店のホームページです。 山本 進三(経済学部 産業工学科 39期)    大和紙料㈱ 機密書類の溶解処理からリサイクルへ、古紙のリサイクル。環境に優しく 矢倉 義弘(大6)   株式会社トヨコン  総合物流サービス業  明石忠男 (大4期)   「あら川の桃」ご案内 本多康重(17期)

H21年7月度研究わくわく人生塾 米国の金融危機とグローバル金融市場の変動

2009年7月31日(金)18時30分から21時

米国の金融危機とグローバル金融市場の変動

講師: Nabil MAGHREBI(マグレビ・ナビル)先生(和歌山大学経済学部教授)
出身はチュニジア共和国チュニス。
1986年Institut des Hautes Etudes Commericales IHEC Tunis-Carthage 卒
1988年に日本政府の奨学金を得て来日、大阪大学で経済博士号取得
1996年和歌山大学経済学部に赴任
2008年和歌山大学経済学部経済学科教授


参加者18名

(講師写真)koro-nabiru 002


2008年9月に米国で金融危機が発生、たちまちにして世界市場に波及、しかも金融恐慌にとどまらず、
実体経済にも深刻な影響を与えた。一応、日経平均株価は回復するなど、「大底を打った」との認識
もあるが、果たしてこのまま順調に世界景気は順調に回復していくのであろうか。金融市場から今後
の見通しを語っていただいた。

講義内容

1.「100年に一度」

米国における金融危機について金融市場・政策の分析と論争が行われる。金融危機の発生と経済問題の
悪化の原因としては市場失敗(Market Failure)および政策失敗(Policy Failure)が取り上げられる。
しかし、今回の危機を世界大恐慌、「100年に一度」の経済恐慌とする位置づけは不適当である
―グリーンスパン前FBR(米連邦準備制度理事会)議長は、金融危機から派生した経済危機が未曾有の
広がりを見せていることから、ポールソン前財務長官の発言のように、責任を回避する逃げ口上と誤解
されても仕方がない。このような金融危機が数年後に繰り返さないようにするためには、問題を単純化
するよりも、原因を究明し、金融政策・金融システム・金融サービスの規制および金融市場のメカニズ
ムを正しく理解する必要である。実は、今回の危機は完全に予測できなかった問題ではないという意見
もある。主に、経済学者Robert Shiller (Irrational Exuberance, 2005)は数年前から住宅価格の急上
昇は人口の緩やかな増加傾向および建設コストの減少傾向では説明できないことを明らかにしていた。
このように住宅価格がファンダメンタル価格(供給と需要)から逸脱は異常だと学者が指摘したが、
FRBは低金利政策を続けバブルが膨れあがり、崩壊のショックに対して適切な対策を取れなかった。

2.格付け会社の責任

金融市場のメカニズムを正しく理解するために、証券化のプロセスの特徴について考える必要がある。
証券化によって、投資銀行は信用リスクの異なる各種の住宅ローンを組み合わせ、新たな証券を提供
できる。証券バスケットの中には破綻リスクが極めて低いAAA(トリプルA)のローンも相対的に
デフォルトリスクの高いサブプライムローンも含まれている。
その際、信用リスクが低い優先クラス債券(Investment Grade)を保証するために、格付け会社の判断は
重要である。しかし、Issuers-Payモデル(格付け料が発行者の負担)のため、格付け会社の自身の利益相反
(Conflict of Interest)が発生する可能性がある。Investment Gradeを取得ためのアドバイスを格付け会社
は発行者に提供することによって、格付けに対して独立的な判断は難しくなる。
この意味で、ゲートキーパー(Gatekeeper)の機能を果たす格付け会社の責任は重大だと思われる。

3.クレジット・デフォルト・スワップ(Credit Default Swaps)

クレジット・デフォルト・スワップの取引において、売り手(Protection Seller) がCDSスプレッドを受け
取り、参照組織(Reference Entity)に対してクレジット・イベントが発生した場合
(デフォルト・倒産・格付け低下など)、買い手(Protection Buyer)に想定元本の金額を支払うことが約束
する。信用リスクを保証するためのオプション取引および保険契約としても考えられる。
ただし、保険をかける側Protection Buyerの信用リスクの負担(Risk Exposure)という条件は存在しないこと
によって、第三者も保険金を受け取れるメカニズムである。
同様に、保険会社のProtection Sellerによって、支払いリスクも拡大する。
大量のCDSプレミアムを取得したAmerican International Groupが米国政府に救済された。事実上、この救済
によって、米国政府はCDSプレミアムのないProtection Sellerのポジションの役割をはたし、モラル・ハザ
ードという大きな問題も引き起こした。この意味で、「100年に何度」もの金融危機の可能性が高くなった。

4.現行株価の水準

  金融危機の影響を受けて、国際金融市場における資産価格は急下落した。
しかし、ニューヨークのダウ工業株30種平均株価の動きから見て、9000ドル台を回復し、最近は上昇傾向に
あるという意見が広がっている。金融危機の前のレベルにまで回復するには注意する必要がある。
合理的な経済分析・企業分析が重要である。依然として失業率は上昇しており、住宅価格も下がり、住宅
ローンの破綻が続いている。過消費からの修正も続いており、個人消費が大きく伸びる状況はまだ観測さ
れてない。金融政策を見ても実質的にゼロ金利に近く、新たな金融政策が打ち出しにくい状況にある。
一方、財政も大幅な赤字で、唯一の頼みである中国も米国債購入に消極的になっている。したがって、
この不況からの脱出には時間がかかると予想される。

5.質疑応答

参加者からは、多面的に質問や意見が交わされ、時間はあっという間に過ぎ去った。
主な質疑は次の通りである。

  Q)米国は巨額の財政赤字に加え貿易赤字も巨額に達し、ドルは海外にばらまかれている。
    このままではドル安は避けられないのではないか。
A)これまでは海外にドルが流出しても米国に環流するシステムがあった。
しかし、オイルマネーも原油の値下がりで規模が縮小している。しかし、中国が外貨保有額を拡大してい
るため、米国は国債消化のため、中国に接近しなければならない状況にある。どの程度まで政治的な発言
によってサスティナブルドルなドル高の状況を維持できるかという疑問が残っている。
しかし、先進国におけるゼロ金利政策が続く中、外国為替キャリートレード(Carry Trade)が行う可能性が
低いことは明らかである。この意味で、金融危機の前のドル高・円安レベルにまで復帰することは考えに
くい。

Q)イスラム金融は基本的にどのような仕組みで成り立っているのですか。
A)イスラムの教えでは、人に金を貸して利息を払う・得るということは禁じられている。注意する必要が
ある一点は利子(Interest)は禁止されているが、リターン(Return)は差しつかえないということである。
従って、銀行は産業に融資してそこで得た利益の分配を受けるという形(Venture Capitalism)をとって
いる。いわゆる、このようなアントレプレナーシップ(Enterpreneurship)の重視した、実体経済に即した
金融システム金融サービスである。
……これに関連して、出席者の多くからイスラム金融についてもっと教えて欲しいとの声があった。

Q)証券の評価損が企業の収益を大きく圧迫している。こうした会計システムはおかしいのではないか。
……これについては先生からの回答ではなく、むしろ出席者の間で活発な議論が交わされた。
主な意見は、「日本が導入を迫られている国際会計基準では当然の措置である」、「米国が大手銀行に対
して行ったストレステストでは、評価損の計上は過少に抑えられ、4~6月期の大幅な利益を出す要因にな
った。これはダブルスタンダードだ。それが許されるならば、日本独自のシステムを作ってもおかしくは
ない」などであった。

Q)先生の研究されている「日経225ボラティリティー指数 (VXJインデックス)」から、今後の株価を占って
いただきたいのですが。
A)日経225ボラティリティー指数の(VXJインデックス)によって将来における株価指数のレベルを予測する
ことが出来ない。しかし、現時点からの30日間に、どの程度日経225レベルが変動するかについて、一つ
の尺度として使用できる。現在のVXJの値は30%以下だが金融危機に予想される変動性は90%であった。
これはあくまでも指数であって、実際の株価を占うものではない。ただし、金融危機の時期のように、
不確実性が高くなると、このVXJ指数が上昇し、株価が下落する可能性がある。

なお、チュニジアは北アフリカの国であり、ローマから1時間半のところにあり、ヨーロッパ旅行のついでに
立ち寄っても日帰りで少しでも観光できるようです。ただ、古代ローマと戦ったカルタゴの遺跡などをじっ
くりと観光するには少なくても1週間が必要だそうです。

以上

報告:林 恵造(10期)

(講義風景写真)koro-nabiru 004


私には、講師の出身地であるチュニスのイメージが浮かびませんが、1988年に日本に来られて以来
精力的な研究活動とその日本語の流暢さには感激するとともに、外国人にとって重要な日本での
年金資格についても興味をお持ちの先生に、日本の年金問題にもお力添え頂ければと思いました。

今までに、いくつかのバブルが発生し、その後には鉄道インフラやITインフラが残ったという、
そして、今回のCDSバブルの後には、何を残すのだろうかと言われた。

数年前、デリバティブの論文を書かれた時にはCDSは存在しなかった。リスクヘッジとしての
オプションの考え方やCDSの仕組みとしての保険会社の位置づけに対して例を用いて説明していた
だき、本当に分かり易い講義でした。VXJが恐怖の指数ということもわかりました。
難しい内容を分かり易くお話いただき、参加者一同大満足のひと時でした。

再講義のリクエストも多く頂いております。

マグレビ・ナビル先生、大変お忙しいところ人生塾のために興味深い資料をご準備いただき、
ためになる講義を本当にありがとうございました。

マグレビ・ナビル先生のこれからの研究活動に多いに期待しております。

*講師が参加されている研究プロジェクトで、
大阪大学・金融保険教育研究所の共同研究者として日経225ボラティリティー指数
Volatility Index Japan (VXJ)を計算・公開しています。

  http://www-csfi.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/structure/activity/vxj.php

文責:塾長 渡邊 豊(33期
プロフィール
このページをお気に入りに登録


kourokai

  • Author:kourokai
  • 柑芦会大阪支部ブログへようこそ!
メールフォーム

こちらからお願いいたします。↓↓↓

http://www.kourokai.com/FormMail/mail/FormMail.html

最近の記事
カテゴリー
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
RSSフィード
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
フリーエリア
ブログ内検索
リンク

http://www.ibs-japan.net/