2011年9月度研究わくわく人生塾「現場を元気にするリーダーシップ:ご自身の持論をもとに考える」
2011年9月22日(木)18時30分から21時
研究わくわく人生塾
講 師:国立大学法人和歌山大学経済学部ビジネスマネジメント学科准教授
厨子 直之(ずし なおゆき)先生
博士(経営学)神戸大学:神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了
参加者11名
テーマ:「現場を元気にするリーダーシップ:ご自身の持論をもとに考える」
専門は「人的資源管理論」「組織行動論」という講師ですが、今は、プレイング・マネジャーの負担軽減に
向けた人事管理や採用のミスマッチを防ぐ就業力指標、看護師のローテーションなどの研究を行っている。
本日は、研究わくわく人生塾初めての、グループディスカッションを取り入れて、リーダーシップのあり方
を学ぶことができました。
では、講義の中でのポイントを少しだけご紹介させて頂きます。

1.CCLの調査では、経営幹部がリーダーシップを身につけるのに有益だったと語った出来事は、
「仕事経験」、「取引先や上司、同期など仕事関係者からの薫陶」、「研修」があるが、
その比率は70:20:10であることが分かっています。
2.デスカッションとして、これを読んでる皆様も、是非自分なりの考えを紙に書いてみて下さい。
(1)ご自身が仕事でリーダーシップをうまく発揮できたと感じた時を思い浮かべ、自分が周りの人に発揮した行動は?
(2)この内容でそれぞれグループで20個以上のキーワードを書いて下さい
(3)そして、それぞれの似通ったキーワードを大きなタイトルで括りましょう
(4)その具体的行動のキーワードからベスト3を決めて下さい
(5)そして、それを選んだ理由を
今回は2つのグループでしたが、なかなか面白いキーワードが出てました。

3.リーダーシップの研究で興味深いものに(1)ミシガン研究(2)オハイオ研究(3)三隅理論
があります。いずれも、人間関係と生産性のバランスで課題達成、業績向上が研究されてます。
頑強なリーダーシップの2次元としては、仕事関連(共通目標・ビジョン)と人間関係(悩める人に
配慮)のバランスに集約されるらしい。
最後に、サーバント・リーダーシップという日本で求められているあるべきリーダーシップ像について
10の属性を教えて頂いた。サーバントと言っても奉仕ではなく、部下や付いてくる方々を「支える」
「支持する」という人間関係重視のリーダー行動が必要だという。

企業から政治の現場にいたるまで,いま,リーダーシップ力の是非が盛んに問われています。
優れたリーダーシップとはいかなるものかについては,わかりやすく伝え・耳を傾けて、質問する・そして
共に取り組むということも大切なことだと実感させられました。
会社で、家庭で、自治会で、さらに和歌山大学の後輩達に、是非ともサーバント・リーダシップの考えを
実践して下さいと強調され、参加者一同、やる気が漲ってきたように感じました。
参加者の皆様からは、現実の上司との切実な悩みも出ておりましたが、いかにして好業績や課題達成をするか
を考えれば、自ずから答えは出てくるように思いました。
今回のディスカッションの資料は、学生の授業にも生かされるということで、楽しみです。
厨子直之先生、お忙しい中、直前まで資料をご準備いただき、実践的なお話を有り難うございました。
著書:共著:上林憲雄・厨子直之・森田雅也(2010)『経験から学ぶ人的資源管理』有斐閣


報告・文責:研究わくわく人生塾長 渡邊 豊(33期)
今までの研究わくわく人生塾報告:
研究わくわく人生塾
講 師:国立大学法人和歌山大学経済学部ビジネスマネジメント学科准教授
厨子 直之(ずし なおゆき)先生
博士(経営学)神戸大学:神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了
参加者11名
テーマ:「現場を元気にするリーダーシップ:ご自身の持論をもとに考える」
専門は「人的資源管理論」「組織行動論」という講師ですが、今は、プレイング・マネジャーの負担軽減に
向けた人事管理や採用のミスマッチを防ぐ就業力指標、看護師のローテーションなどの研究を行っている。
本日は、研究わくわく人生塾初めての、グループディスカッションを取り入れて、リーダーシップのあり方
を学ぶことができました。
では、講義の中でのポイントを少しだけご紹介させて頂きます。

1.CCLの調査では、経営幹部がリーダーシップを身につけるのに有益だったと語った出来事は、
「仕事経験」、「取引先や上司、同期など仕事関係者からの薫陶」、「研修」があるが、
その比率は70:20:10であることが分かっています。
2.デスカッションとして、これを読んでる皆様も、是非自分なりの考えを紙に書いてみて下さい。
(1)ご自身が仕事でリーダーシップをうまく発揮できたと感じた時を思い浮かべ、自分が周りの人に発揮した行動は?
(2)この内容でそれぞれグループで20個以上のキーワードを書いて下さい
(3)そして、それぞれの似通ったキーワードを大きなタイトルで括りましょう
(4)その具体的行動のキーワードからベスト3を決めて下さい
(5)そして、それを選んだ理由を
今回は2つのグループでしたが、なかなか面白いキーワードが出てました。

3.リーダーシップの研究で興味深いものに(1)ミシガン研究(2)オハイオ研究(3)三隅理論
があります。いずれも、人間関係と生産性のバランスで課題達成、業績向上が研究されてます。
頑強なリーダーシップの2次元としては、仕事関連(共通目標・ビジョン)と人間関係(悩める人に
配慮)のバランスに集約されるらしい。
最後に、サーバント・リーダーシップという日本で求められているあるべきリーダーシップ像について
10の属性を教えて頂いた。サーバントと言っても奉仕ではなく、部下や付いてくる方々を「支える」
「支持する」という人間関係重視のリーダー行動が必要だという。

企業から政治の現場にいたるまで,いま,リーダーシップ力の是非が盛んに問われています。
優れたリーダーシップとはいかなるものかについては,わかりやすく伝え・耳を傾けて、質問する・そして
共に取り組むということも大切なことだと実感させられました。
会社で、家庭で、自治会で、さらに和歌山大学の後輩達に、是非ともサーバント・リーダシップの考えを
実践して下さいと強調され、参加者一同、やる気が漲ってきたように感じました。
参加者の皆様からは、現実の上司との切実な悩みも出ておりましたが、いかにして好業績や課題達成をするか
を考えれば、自ずから答えは出てくるように思いました。
今回のディスカッションの資料は、学生の授業にも生かされるということで、楽しみです。
厨子直之先生、お忙しい中、直前まで資料をご準備いただき、実践的なお話を有り難うございました。
著書:共著:上林憲雄・厨子直之・森田雅也(2010)『経験から学ぶ人的資源管理』有斐閣
報告・文責:研究わくわく人生塾長 渡邊 豊(33期)
今までの研究わくわく人生塾報告:
http://kourokai.blog3.fc2.com/blog-entry-596.html
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