和歌山の「蜜柑」の香りと、天指して伸びる「芦」のたくましさ、強さに因んで命名された。そしてこれを「かんろ」でなく「こうろ」と読ましている。




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8月度起業家・専門家人生塾のご報告
今回は、「仏壇屋さんをとりまく状況と今後の展開」というテーマで浜垣法眞堂の濱垣吉宣さん(会員外)にお話いただきました。



仏壇は、今の時代売れているのか?という質問については、

10年前と比較すると、死亡人口が増え仏壇の販売本数は増加しているが、仏壇の市場規模は縮小傾向にあるそうです。
それは、海外からの輸入、仏壇を取り扱う販売店の増加による価格競争の激化。大きい仏壇より小さい仏壇が好まれるようになったからだそうです。

仏壇は、その家の誰かが亡くなった時、不幸ごとがあった時に購入するものという考え方があります。しかし、本来はご先祖様をお祀りするものだから、家族が元気な時に購入しても構わない。また、自分が出世するのはご先祖様のお陰であると、自分の出世に応じて仏壇を大きいものに買い替えていく「出世仏壇」という考え方もあるそうです。仏壇は、ご先祖様のお家を建てるということなので、不幸ごとではなくお祝いごとになるそうです。ちなみに、仏壇の納品は大安にされるそうです。

仏壇は、昔は家の中心的存在だったそうですが、今は大型のプラズマTVがその中心にあるのではないではないでしょうか。また、知らず知らずに継承されてきた仏事の知識が、近所付き合いの希薄化や核家族化により薄らいできているのではないではないでしょうか。自分の宗派を知らないし、仏事には興味がないという方もおられる。宗教観や先祖供養感が少し薄らいできているのではないではないでしょうか。そのような現状に対して、仏教業界に携わる者として心を痛められているそうです。

仏壇販売を花に例えるならば、葉や茎は商品である仏壇や仏具、それを扱う店舗や仏壇販売業者。根は仏壇を購入しようとするお客様の心、ご先祖様を大切に思う気持ちになるそうです。根は地面の下に隠れているので目には見えませんが、そこが大切な部分であり、そこを大切にしていかないと綺麗な花は咲かないとのことです。

よって、今後の展開として、この根の部分である「お客様の心」の部分をどう開拓し、掘り起こしていくかが仏壇販売の鍵になると考えられているとのこと。仏事を形式的なものとして捉えるのではなく、その行為にどのような意味があるのかを伝えていきたい。分からないことがあったら、「濱ちゃんに聞けばいい!!」と言ってもらえるような関係をお客様と築いていきたい。仏教界とお客様を結ぶ接着剤になれるよう地道にコツコツやっていきたいと展望を話されました。

今回、お話をさせていただきましたのは実は、私の主人です。

仏壇屋の行く先はどうなるのか一番不安に感じ、実情はどうなのかを知りたかったのは、私だったのかも知れません。今回、話を聞いて少しはその不安も解消されたかな!?と感じています。貴重な機会を与えて下さった柑芦会の皆様、また、敬遠されがちな題目にも関わらずご出席、アドバイスくださいました15名の会員の皆様、本当にありがとうございました。

(文責:42期 濱垣美希)

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