和歌山の「蜜柑」の香りと、天指して伸びる「芦」のたくましさ、強さに因んで命名された。そしてこれを「かんろ」でなく「こうろ」と読ましている。




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総会講演会〜兵田二郎先生の部
先輩について申し上げるのは恐縮でありますが紳士という言葉がこれだけ似合う方も少ないのではないでしょうか。本当に素敵な方でした。
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 さて、講演会ですが兵田先生の色々な作品を同時上映しながらご経歴とともに色々なお話を拝聴しました。中でも高校生の時にお母様に差し上げる絵を美術の先生に手を加えられ、大変憤りを感じたというお話が印象的でした。私のような絵の下手なものにとっては先生に直してもらったところで下手は下手、なんら思うこともありませんでしたが芸術家にとっては「なんてことをしてくれたんだ!」と思われるのも当然でしょう。この事件が元で先生は美大に進まず、我らが和歌山大学経済学部へご進学され、その後ご実家が経営されている瀬戸内海運株式会社へ入社されます。しかし、絵筆を折って約二十年後、また絵を続けることになり、チャーチル会はじめ色々な場でご活躍されるようになりました。昨年には、なんと内閣総理大臣賞も受賞されました。先生の絵の世界の人生は「急がば回れ」のような印象を受けました。 
 もう一つ。「寸止め」のお話が面白かったです。キャンパス全面を塗るのではなく、わざと空白部分を残し、見る人の想像力をかきたてる技法のことですが適度な空白を判断できる天才は全世界に10人もいないとか。先生のブルーの服を着た女性画は、まさにその寸止めが産んだ美と言えましょう。
                                                 文責木村 之保
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