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第20回記念 柑芦経済講演会 報告

テーマ「これまでの日本経済とこれからの世界の中の日本」

 第20回記念 柑芦経済講演会が2月8日(日)午後1時30分より、大阪産業創造館にて「これまでの日本経済とこれからの世界の中の日本」をテーマに117名の会員の参加をいただき、盛況裡に開催されました。
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 今回は20回記念ということで、第1回柑芦経済講演会の講師3名が揃ってご登壇いただき、さらに、大和証券の原氏に加わっていただいただきました。またコーディネータには柑芦経済講演会の立ち上げに尽力された、萩平勲柑芦会大阪支部長が務められました。

 講師
 角山 榮 先生 国立大学法人 和歌山大学経済学部 元学長 名誉教授
 安宅川 佳之 氏(大学10回卒) 日本福祉大学 経済学部経営開発学科 教授
 橘田 喜和 氏(大学10回卒) 日本相互証券株式会社 特別顧問(元野村證券 副社長)
 原 良也 氏(大学15回卒) 株式会社大和証券グループ本社 元社長 最高顧問
 コーディネータ
 萩平 勲 氏(大学10回卒) 柑芦会大阪支部長 ビジネスインテグレート株式会社 代表取締役

 まず萩平コーディネータが開会の挨拶を述べられ、柑芦経済講演会の20年の歩みを日経平均株価の推移に重ね、日本経済の状況を振り返りました。

 その後、講師4氏が、それぞれのご専門分野の立場から、今回のメインテーマについて約30分間ずつご講演いただきました。
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 角山先生は、「戦後日本経済の発展とアメリカ・アジアの将来」と題して、現在、300年に一度の歴史の転換期に直面しており、第2次世界大戦後の米ソを中心とした東西対立・冷戦構造から出発し、半世紀を経て21世紀初頭の現在は、覇権国アメリカの世界支配の凋落と日本の発展を経て、中国・インドなどアジア文明圏の台頭の最中にあると述べられました。
 日本経済は、1970~80年代において、一人当たりGDPで世界第2位となり、アメリカの後継者としての資格を持ちつつあったが、危機感を感じたアメリカはジャパンバッシングにより、日本経済の活力を喪失せしめた。しかし今回のアメリカ凋落の後には、金融システムの崩壊と新秩序の形成および新しい価値観の形成が求められ、日本人の原理と構造すなわち「日本的経営」の特徴たる人間関係主義がアジア圏の台頭で主流となる時代がやってくる。これからはカール・ポランニーが指摘したアジアの社会構造の3大特徴である①市場経済、②再分配(税制)、③贈与(盆暮れに贈り物をするような習慣)の方向で進むであろう。これらは「日本的経営」という欧米にはない原理と構造に合致したものである。
 そして最後に、日本は世界のリーダーとして、日本の特徴を活かした技術立国、観光立国として、その地歩を固めて行くべきと締められました。

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 橘田氏は、「日本経済の歩みと今後の進路(四半世紀を検証・評価する)」と題して、まず1985年のプラザ合意からアメリカ発金融危機までを、時の内閣とその経済運営を株価、円/ドルレート、公定歩合の推移との関連を概観されました。
 今後の世界経済はBRICs諸国がリードする方向に進むであろう。そこにおいて中国経済の役割は増大の一途を辿り、内需主導に成長の拠り所を見出す中国への日本企業の対応も今後ますます増大すると締められました。

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 安宅川氏は、コンドラチェフ波動因子の日米比較をグラフで検証し、上がり下がりの大まかな推移は類似していると述べられた。また様々な経済活力度指数を分析、解説され、現在の経済状況を述べられました。


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 原氏は、「日米中の経済と株式市場の見通し」と題して、3国の経済の現状と今後の見通しを述べられた。
 中国は、株価はピーク時の3分の1になったものの、政治体制や経済構造から考えると景気回復は最も早く実現するであろう。
 アメリカについては、オバマ大統領就任の本年は良い1年となろうが残る3年は苦難の道となる。グリーンニューディール政策に即効性はなく、金融不良資産の解消にさらに追加の資金投入を迫られる可能性が大きいことがその要因である。
 日本は、外需依存体質は簡単に変えられようがなく、その中心をなす自動車産業の10%の落ち込みはGDPの0.6%減になる。3国のなかで最も回復は遅れるであろうとの見通しを示した。その上で10年後の平均株価は1万8千円前後の見通しを示されました。


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 続いて、萩平コーディネータの進行によりパネルディスカッションが行なわれ、会場の会員からも多くの質問や意見が述べられ、講師陣を交えて活発な討論会となりました。

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 最後に、原氏により「米国一極集中時代の終焉の中での日米関係 ‐保護主義への危惧‐」と題して総括講演されました。
 アメリカは国営化路線、ロシアが民営化路線を志向する。アメリカは日本的経営システムを活かされて資本主義の原点に回帰する動きになる。今後は環境、代替エネルギー関連が最大の成長分野となる。そしてゆっくりと世界共生の時代になるであろう。日本では、第2次産業がいまだ圧倒しているが、これからは第3次産業を育成、成長させていくべきである、と締め括られました。
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 午後5時の終了を迎え、参加者全員による講師への感謝の拍手の中、盛会裏に閉会しました。

文責 31期 東海秀明

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