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2月度研究わくわく人生塾日本における国際会計基準採用の影響

2010年2月17日(水)18時30分から21時
研究わくわく人生塾

講 師:国立大学法人和歌山大学経済学部ビジネスマネジメント学科准教授
    行待 三輪(ゆきまち みわ)先生  博士(経営学)神戸大学

参加者9名

テーマ:「日本における国際会計基準採用の影響
                      ー棚卸資産低価法適用を中心としてー」


最近注目の国際会計基準採用に関する日本での影響について、東証一部上場企業のデータを
分析された内容を中心に、学生に語りかけるように講義頂きました。

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講義内容

1.国際会計基準審議会の動きと日本の導入状況
  
  会計制度はもともと簿記のシステムの延長であり、各国の経済的状況、経営慣行、文化的基盤により制度作り
  は異なる。日本は企業とメインバンクの関係が深く、アメリカは株式発行による資金調達が中心である。
  特に日本で銀行だけが相手であれば、株式は原価でよく時価評価の必要性はなかったが、海外での資金調達に
  於いて、貸借対照表や損益計算書が比較しやすくする必要がでてきた。
  異なる国の財務諸表を世界的に統一した基準でという動きにも当初は強制力がなかった。
  しかし、1994年にIOSCO(證券監督者特別機構)が国際会計基準を承認したことで影響が拡大し、
  2001年のアメリカのエンロン社の不正経理発覚で監査法人の解散もあり、アメリカの影響力が低下し、
  より影響力のある機関として国際会計基準(IFRS)を公表し各国の統合化が活発化する。
  日本では、2015年から強制適用の予定である。

2.国際会計基準採用に伴う、日本の棚卸資産に関する会計制度変更

  欧米は投資家に対する情報提供であり、日本は債権者の対する情報提供という制度の違いを欧米型会計への移
  行で、棚卸資産としては取得の金額と期末の時価を比較し、時価の下がっている場合は評価損計上という、低
  価法の適用が義務づけられ、2009年3月期決算から強制適用された。

3.実際の企業に関する会計基準変更での影響について

  日本の会計制度の中心となる資産の棚卸資産の評価方法変更は、企業の財務諸表や経営活動に大きな影響を
  与えるのでは?とのケーススタディを和歌山大学のレポート経済理論に詳しく書かれています。
  日本では取得時の金額での記録の原価法採用企業が66%を占めていた。
  強制適用までは原価法が主流のままであり、その中でも費用損失を出してる業種には電子機器、機械、半導
  体、パチスロ機などが目立つという。

  講師の今後の研究方向は
  強制適用された2009年3月期データでの分析による各業種や企業ごとの業績分析や投資家のデータ判断
  として、早期の評価損計上をどのように好意的に見て、株価に反映されているかなど分析されることです。
  これからの成果が楽しみでありますが、企業の会計関係者の労力などの分析も行って欲しいものです。
  

                                                  以上

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参加者からは、四半期ごと決算の事務負荷や株式市場からの撤退企業が増大するのではとの心配など、多くの
実践からの意見や質問がいろいろと飛び出して、講師も学問と現場での温度差を感じていたようです。
まだまだ、償却年数決定やソフトウエア、有給休暇の扱いなど現場が混乱する内容も多数見られます。
営業のれん代や退職金積み立て、企業年金基金までどのように処理するのかについても宿題が残りました。
行待三輪先生、1月の予定変更もあり、大変お忙しいところ人生塾のために分かり易い分析資料をご準備いただ
き、難題多き国際会計基準の影響について有意義な着眼を本当にありがとうございました。
行待三輪先生には是非、現場の声をより多く吸い上げて頂き、税務会計も含めて、日本企業の国際競争力が会計
により低下することがないように各界に提言して頂きたく多いに期待しております。

著書・論文:
 
     「先物為替予約のヘッジ会計-日・米・国際基準の比較検討」税経通信2000年10月

  「棚卸資産低価法強制適用における財務諸表上の影響に関する研究(1)
―第9号公表後の企業の会計行動と実態―」、『経済理論』347号(2009年1月)

「棚卸資産低価法強制適用における財務諸表上の影響に関する研究(2)
―第9号公表後の企業の会計行動と実態―」、『経済理論』348号(2009年3月)

「棚卸資産にかかる低価法適用の財務諸表上の影響に関する研究
―早期適用採用企業と原価法採用企業の会計行動と影響」『研究年報』第13号(2009年7月)

      『1からの会計』、谷武幸・桜井久勝編著、中央経済社(第8章担当)



文責:塾長 渡邊 豊(33期)

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