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11月度研究わくわく人生塾「シャッター通り再生計画」

2010年11月25日(木)18時30分から21時
研究わくわく人生塾

講 師:国立大学法人和歌山大学経済学部経済学科教授
    足立 基浩(あだち もとひろ)先生
    博士(土地経済学)ケンブリッジ大学

参加者20名

テーマ:「「シャッター通り再生計画」関西のビジネス大会で優勝したゼミ生と取り組み」

和歌山市の中心市街地が衰退している中、2005年から和歌山大学経済学部の学生たちを中心に
ぶらくり丁にてオープンカフェ事業を通じて街の活性化に取り組んでいるという。
資金計画、マーケティング等大学で学んだ知識を活かして、又地域を巻き込んでのカフェ事業
に発展してきた。これまで、裁判官との共同カフェや野村證券との共同カフェ、花王石鹸との
共同カフェ、NHKとの共同カフェなどを実現している。

今回、講師とゼミ生が取り組んできたポイントをご紹介いただきました。
h221125足立教授 005

講義内容

「シャッター通り再生計画」という本を出されて以来、足立教授はテレビや各市町村からの講演依頼が
殺到しているそうです。新聞社時代を経てケンブリッジ大学で学び和歌山大学という、海と山に囲まれ
た世界有数な最高の環境での研究活動に大満足で、ゼミ生も巻き込んでのイキイキとした活動にはOBと
してもうれしくなり感動致しました。
印象に残ったのは愛着心をセンチメンタル価値という指標で表し、住民満足度に加えて訪問満足度の最
大化が重要だということです。本来どの国でも中心市街地は栄えている、ブラクリ丁も再生が可能。

1.全国で約1万2千あるといわれている商店街だが、毎年その200ほどが消えている。
  事実上機能しなくなった中心市街地も多い。
  そもそもの原因としては、
 (1)モータリゼーション(交通要因)(2)大型小売店舗の進出(モダンで安価)
 (3)高齢化と跡継ぎ問題
  が上げられ、儲からないところに投資は起きないので、マーケットに任せていたら自然淘汰される。

2.シャッター通り再生計画には、3つのSが重要で、別の街を真似たから成功するほど甘くはない。
  詳しくは、国内300以上の調査に基ずく先生の著書をご覧頂くとして、
  第一のSはセンチメンタル価値、第二のSはサーベイ、第三のSはセキュリティーという。
  そして、再生の手法にも4つの方法があるという。
 (1)コンバージョン・・長野市門前町、長浜の黒壁、川越市、豊後高田の取組など
 (2)現状維持・・イベントやオープンカフェ、一店逸品運動など
 (3)再開発・・ケヤキ大通りを作ったり、駅前開発などで根こそぎ変える動きなど
 (4)行政主導・・LRTなどの路面電車や住み替え促進など

3.最近は回遊性をキーワードに、歩き回れる街の研究の為にゼミ生とイギリスを訪問された。
  確かに、和歌山市は少し回遊性が苦手で、もっと、和歌山城からブラクリ丁そして市内の温泉とい
  う、歩いて楽しい町づくりが必要だといわれた。
  その為の検証としてのオープンカフェがゼミ生の取組と市民提案事業の補助金で実現する。

4.2005年から2010年まで街づくり組織HCAと足立ゼミにてオープンカフェを実施
  人は学生と大人で、ネタは回遊性の増大のためのカフェ、そしておカネは市民提案事業(和歌山市)
  毎年の実施は大変だが、経済や経営の本当の意味を知ることができ、本当の地域再生がみえてくる。
  効果検証も実施し、カフェ後も一定期間の再訪が見られている。

5.内容:ぶらくり丁でオープンカフェを経営。待ち行く人に立ち寄っていただく。そして、
     お勧めのコースを回遊していただく。
     ネーミングのカフェWITHとは、「わかやま いいとこ はっけん」のWITHだそうです。

 (1)場所の確保は大人のまちづくりメンバーが担当
 (2)資金の確保、書類の作成は大人メンバーが担当
 (3)人集めは学生を中心としたネットワークで実施
 (4)ネタ作りは学生中心で「19ドリームズ」という企画名で、やりがい探しの源となっている
 (5)地元との連携としては、オカヘイ様(靴ショップ)空き店舗をお借りしたり、社会人約10人
    と他大学も含めて学生35人のメンバーや地域の方にもご協力頂けた

  今までにNHKカフェ、裁判員制度PRの裁判官カフェ、JA物産カフェ、子供足サイズのイベント
  アシックスカフェ、クリスマスカフェ、沖縄カフェ、地域の小学生とのちいきっずカフェ、
  野村證券カフェ、紀陽銀行カフェなど多くのカフェを開いている。
  この12月11日と12日も開かれました。是非、今後も継続して欲しいものです。   
  
  2007年度には、NBK関西ニュービジネス協議会のニュービジネスコンクールで優勝し
  学生も自信をもって継続的な活動になっているようです。(おめでとうございます)

6.最後に和歌山で何ができるのかという課題には以下の重要性を上げられました
 (1)地域人口満足度と訪問人口満足度の最大化
 (2)簡単に他の真似をしてはいけない、地域にあった手法の採用
 (3)その結果としての観光商店街としての可能性の追求
 (4)再生政策の基本としての家賃応益制度の導入
 (5)空き空間への様々な工夫とかかわる人口の増大
                                         以上

h221125講義風景 018


参加者からは、和歌山市内の神社仏閣のより良いガイドブックの作成が出来ないかや、ぶらくり丁での店舗の
経営状態の実態の質問なども出され、合わせて今後の講師の大学での展望についてお聞かせ頂いた。
足立基浩先生、お忙しい中、パワーポイントの資料もご準備いただき、興味深いお話を有り難うございました。
先生には是非、高野山に来られる多くのフランス人観光客にも訪れてもらえるぶらくり丁再生をお願いしたい
と思いました。これからも、和大生の企画力や実行力を引き出し、社会に役立つ人材養成に大いに期待してお
ります。

著書:「シャッター通り再生計画」足立基浩、ミネルヴァ書房 2010年4月
   「まちづくりの個性と価値」足立基浩、日本経済評論社 2009年11月



報告・文責:研究わくわく人生塾長 渡邊 豊(33期)

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