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2011年11月研究わくわく人生塾「巨大災害への経済的視点」

2011年11月15日(火)18時30分から21時
研究わくわく人生塾

講 師:国立大学法人和歌山大学経済学部経済学科教授
    荒井 信幸(あらい のぶゆき)先生
    一橋大学経済学部卒業、UCLA経営学大学院(修士)
参加者15名

    テーマ:「巨大災害への経済的視点」

講師の専門はマクロ経済学や日米経済ですが、最近頻発する災害に関わるリスクマネジメントを含めて内閣府
大臣官房審議官兼経済社会総合研究所上席主任研究官を務めるなど、政策のプロとして、稀に起こる大災害を
経済的な視点からお話しいただき学ぶことができました。

では、講義の中でのポイントを少しだけご紹介させて頂きます。

講師


1.世界の巨大災害と日本の地震リスク
  (1)内閣府防災白書によれば、2000年以降世界的に自然災害の発生頻度が増している
  (2)犠牲者数から見ると、途上国での、地震や風水害での犠牲が多い
  (3)保険損害額から見ると、先進国での、ハリケーンでの被害が目立つ
  (4)マグニチュード6.0以上の地震回数は、日本が世界の2割を占めているが、被害額は12%である
  (5)世界大都市の自然災害リスク指数は東京・横浜が710で圧倒的に高く、2番のサンフランシスコの
     167や大阪・神戸・京都の92を大きく上回る。これは経済集積、災害リスクの双方が高いため
  (6)首都直下・東京湾北部・東海・東南海・南海地震の切迫性が言われ続けている


2.巨大災害の経済被害と災害リスクへの対応
  (1)経済被害には施設や建物などのストック被害や人的損失の直接被害と経済活動の低下などの間接被害
     がある
  (2)阪神大震災では直接被害額は兵庫県の推計で9・9兆円、間接被害は最大7兆円規模と推計された
  (3)被害の推計も算出の違いで差が出るが、災害リスク認知も直前の大災害の印象に大きく左右される
  (4)企業では、商品関連やコンプライアンスのリスクが大きな関心であり、ハザードリスクは関心が低かった
  (5)近年では複雑な取引ネットワーク(サプライチェーン)の広がりにより、事業継続計画(BCP)の重要性
     が高まってきている

 講義風景


3.東日本大震災について
  (1)日本の歴史上最大規模の(M9.0)の地震
  (2)死者と行方不明者は戦後の災害で最大
  (3)経済被害も戦後最大で、被害推計は原発事故を入れない、直接被害の内閣府推計で16.9兆円
  (4)損害保険金(地震保険)の支払いは1兆円を超え、過去最大
  (5)原子力発電の今後や企業の海外移転など日本経済や日本の技術への長期的な影響が懸念される


最後に、教科書に復活したあの津波で有名な濱口梧陵の「いなむらの火」が、5年生の国語の教科書
(光村図書出版)
に「百年後のふるさとを守る」として復活したことを紹介いただき、教科書に感動しました。

国語表紙

国語教科書


今回の東日本大震災も想定外のことが多く発生したのですが、やはり巨大地震は実績もあまりないので普段から
備えることの難しさが顕在化しました。防波堤など土木技術では対応できない部分も多く、政府の危機管理にも
限界があったと言えます。

参加者の皆様からは、災害の推計値の是非や講師の専門の景気動向と災害の相関性など、いろいろな質問がだされ、
白熱したディスカッションが行われました。

先生には、2月25日(土)に大阪産業創造館にて開催の柑芦経済講演会メインテーマ
「混沌とする世界経済の行方と日本の対処策」でもご講演いただけます。

http://kourokai.blog3.fc2.com/blog-category-18.html




荒井信幸先生、お忙しい中、興味深い資料をご用意いただき、実感できるお話を有り難うございました。



著書・共著:「巨大災害による経済被害をどうみるか」(共著)内閣府経済社会総合研究所

報告・文責:研究わくわく人生塾長 渡邊 豊(33期)

今までの研究わくわく人生塾報告:

http://kourokai.blog3.fc2.com/blog-entry-596.html

http://kourokai.blog3.fc2.com/blog-entry-614.html

http://kourokai.blog3.fc2.com/blog-entry-675.html





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