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2012年8月研究わくわく人生塾「19世紀の経済思想の状況 革命と保守」

2012年8月2日(木)18時30分から21時
研究わくわく人生塾

講 師:国立大学法人和歌山大学経済学部経済学科准教授
    阿部 秀二郎(あべ しゅうじろう)先生
    経済学修士(東北大学・経済学部経済学科)
参加者11名

テーマ:「19世紀の経済思想の状況 革命と保守」

先生は、経済学が社会的に求められている期待は大きすぎるのではないかという問題について、
経済学史を研究する立場で再考され、19世紀の経済思想を取り巻く環境について、フランス革
命後の動揺、自然科学の展開などの点から整理してお話し頂けました。
その中において、現代に関連してくる様々な問題の源流を教えて頂きました。
では、講義の中でのポイントを少しだけご紹介させて頂きます。

阿部先生


1.経済学は社会経済的な現象から、何らかの法則を発見し、その法則を何らかの目的のために利用
  すると期待されている。
  しかし何らかの法則の発見は、自然科学であっても困難である。対象が流動的で変化する経済学
  においてはなおさら困難である。
  ゆえに経済学に求められていることは、飽くなき分析と法則の発見に限定されるべきであって、
  応用が独り歩きことは戒められるべきではないか。
  経済学史の立場から、科学と経済学との関係について、19世紀という時代をひもとける事ができる。

2.19世紀の出来事、自然科学、社会科学では、ニュートンからスペンサー、ラマルク、ダーウィン
  マルサス、ブラック・ワット・スミス、リカードウ、ジェヴォンズ、ヘルマン、メンガー、ポアンソ、
  オーギュスト、ワルラスの人名が重要です。

3.19世紀には、多様な科学が登場した。限界革命の主体にはそれぞれ自然科学的な背景がある
  ・ワルラスは主に数学・物理科学・メンガーは物理科学・ジェヴォンズは物理科学、地質学、生物学
  しかしそれだけではなく、革命・法典という「設計主義」との格闘がある。
 (注目の思想家ベンサムの場合には自然法等のような仮想的なものに基づくのではなく、現存する人間
  に根源的な価値を見出す設計主義・・これには異議を唱える研究もある)

経済学が科学として、また同時に他の自然科学も科学として、さらには科学自体が科学として確たる定義
を獲得しない時代において、経済学への科学の導入には様々な過程が存在したと言える。
自然科学と社会科学とを分けない方法としての設計主義的な理論を展開するワルラス、自然科学に一定の
価値を見出しながらも社会現象において歴史の重要性を主張するメンガー、自然科学と社会科学との近似
性を認識しつつも、科学方法論としての反証主義の姿勢を重要視するジェヴォンズは、限界革命トリオで
はあっても相当に相違があると言える。
さらに、ワルラスに構想は存在したが、応用を展開するところまでは行っていない。メンガーではなく、
歴史学派による統計・分析が社会政策学会を立ち上げることになる。
ジェヴォンズの応用は実験的改良主義であった。科学史に造詣の深かったジェヴォンズにとって19世紀は、
革命と保守との両方の時代であった。
対して、成熟したかに思われる昨今の自然科学さらに社会科学において、さらに理解されない様々な問題が
提示されている。容易に設計的な態度に依存しないことが求められているように思われる。


講義風景


参加者からは、ハイエクとケインズの論争、シュンペーター、ドラッガーの社会現象の革命的起点、
ゴットルの位置づけは、などの質問や意見も活発に出されました。
阿部 秀二郎先生、お忙しい中、経済学史の楽しさを系統だった資料で改めて教えて頂き、資料のご準備も
ただき、ワクワクする講義を有り難うございました。

著書・共著:「スペンサー進化論に関するジェヴォンズの考察」和歌山大学経済学部研究年報14(2010年9月)
      「ジェヴォンズの歴史的方法」和歌山大学経済学部経済理論 355(2010年5月)

今までの研究わくわく人生塾

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報告・文責:研究わくわく人生塾長 渡邊 豊(33期)
                           以上

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