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2013年9月度研究わくわく人生塾「中世フランス会計史研究―埋もれた史料に光をあてる―」

2013年9月17日(火)18時30分から21時
研究わくわく人生塾

講 師: 三光寺由実子(さんこうじ ゆみこ)准教授
     神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了
     博士(経営学、神戸大学)
受講者7名

テーマ:「中世フランス会計史研究―埋もれた史料に光をあてる―」

先生は、会計史、財務会計がご専門で、特に中世フランス会計史ではフランス商人
・銀行家の手によって示された、数少ない会計帳簿の現存史料を紐解き、いかなる
記帳方法が用いられたのかを、実証的に解明することを研究課題とされております。
今回は、簿記・会計という見地だけではなく、講師の研究のあり方や史料収集・執筆
・出版という過程をお話し頂けました。
それでは、講師が、中世フランス会計史をいかにして志し、著書を出版するまでにどの
ように研究を進めたのかについて、研究の内容と共に、史料収集・執筆・出版という
三つの観点で講義の中でのポイントを少しだけご紹介させて頂きます。

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1.研究対象は、ラテン語で書かれたテンプル騎士団の会計帳簿、および中世フランス語
  で書かれたリヨンの毛織物商の会計帳簿とナルボンヌの貿易商の会計帳簿であった。
   
2.研究のきっかけは指導教官からの教示であったが、複式簿記生成史に新たな発見を
  もたらせるかもとのチャンス到来と考えた。

3.修士論文執筆中はフランス語、ラテン語の勉強や当初の予想していた結果が導き出
  せないなどの苦労があった。

4.博士論文執筆中は、13.4世紀の史料や研究が少ない中で、ある本のわずかな
  史料紹介を頼りにフランス留学までして、一次史料の記録構成や紙質、文字以外の
  記録事項などを実際に確認し、二次資料の翻刻や文献を分析した。

5.留学時は苦労もしたが、古文書解読や中世フランス史家や多くの友人を得た。

6.博士論文では複数の研究対象を扱ったがゆえ、それらを通じて何を見出せたのかを
  明確に述べる必要があった。

7.著者の新知見の一つは、フランス会計史に新たな評価を下したことであった。
  すなわち、研究対象としたフランスの会計帳簿は、人名勘定記録であっても
  複数の帳簿を用いた記帳技術により、取引を分類し、顧客や業務の管理を試みた点において
  評価に値するものといえた。

8.出版のきっかけは松山大学経営学部講師時代の1年目の日本会計研究学会関西部会での
  運命的出会いであった。

9.出版は様々な分野の方に書評されるため、覚悟と責任がいる。

sankouji-3.jpg


この研究が何に役立つかの愚問にたいして、埋もれた史料に光をあて、整理することの
重要性を言われた。今後は、高野山などの史料にも光を当てられる予定とのことでした。

先生は、趣味がモダンバレエとフランス語とのことで、温故知新の座右の銘を本当に実践
されている素晴らしい研究者です。参加者一同、その探求の仕方に大いに感動しました。

合わせて、先生が簿記の授業を行っていると伺い、これからの就職活動で簿記2級レベル
の取得は学生なら当たり前だとの企業側の声もあり、益々、ご活躍を期待しております。

三光寺 由実子先生、お忙しい中、ある意味、研究論文作成までのいろはを惜しげも無く
披露いただき、苦労の経験からのわかりやすい説明を有り難うございました。

著書:中世フランス会計史―13‐14世紀会計帳簿の実証的研究
同文舘出版株式会社 (2011年8月)


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文責:塾長 渡邊豊

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