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9月度研究わくわく人生塾「東アジアの国際関係」

2014年9月10日(水)18時30分から21時
研究わくわく人生塾

講 師: 藤木剛康(ふじき たけやす)准教授
     京都大学大学院経済学研究科博士後期課程中退
     経済学修士
藤木先生
     
受講者14名

「東アジアの国際関係」


先生は、現代アメリカの通商政策を研究テーマとされ、東アジアや南北アメリカ、欧州や中東など
の世界各地における地域主義の高揚を念頭に、今日におけるアメリカの通商政策がこうした動きに
どのように対応し、影響を与えているのか現状を分析しています。
かつての「東アジア共同体構想」から、米中伯仲の時代に転換した東アジアの国際関係について
今回お話をいだきました。

先生に話して頂いた講義のポイントを皆様へレポートいたします。

1.1997年アジア通貨危機を経て、ASEAN諸国を中心とした地域協力枠組が形成されFTAなど締結
が進んだが、アメリカはAPECを通じた貿易自由政策の挫折後は、対テロ戦争に注力して東アジアへの
関心を見失っていた。

2.中国はASEAN諸国の中国脅威論に対して積極的な対ASEAN宥和外交を行い、日本は2002年に
小泉シンガポール演説で共に歩み共に進む」共同体の構築を提唱し、日中の相互牽制が始まる。

3.TAC(東南アジア友好協力条約)の理念である、域内平和・内政不干渉・漸進性・コンセンサス
重視・非公式・非拘束の制度構築が東アジア地域主義の理念となる。

4.オバマ政権の東アジア政策は現在進行形ではあるが、東アジアの多国間枠組へそのまま積極的に
参加しTPP交渉の推進やグローバル・コモンズ(外洋・上空・宇宙・サイバー空間などの国際共有財)
の自由なアクセスの維持をめざしている。2011年末には、アフガニスタンやイラクから撤退し、
アジア太平洋に資源を集中するアジア基軸戦略を発表した。

5.アジア基軸戦略の優先目標の一つは南シナ海問題の平和的解決で、米中間では東アジア多国間枠組
での応酬が繰り広げられている。

6.2013年以降は、ヒラリー・クリントンら東アジア政策を進めていた高官が辞任し、アジア基軸
戦略も具体化されずに低迷、迷走している。

7.中国は2012年に東アジア政策を転換し、アメリカと協調しようと模索。米中の中核的な利益を
尊重し、アジア太平洋に相互利益に基づく協力を進めるとしながら、東アジア諸国に対しては、巡視船
を活用して徐々に自国の領有権を広げていくサラミスライス戦術を展開している。さらに、経済援助で
カンボジアなどの国々を取り込み、領有権で対立するベトナムやフィリピンを孤立化させ、ASEAN諸国の
分割統治を目論んでいる。

8.中国は、欧米先進国に有利なルールに対しての新興国の不満や反発を利用して、アジアでの地域覇権
の構築を目指しているが、恣意的・便宜的な国際ルールの活用(=戦略的曖昧性)という問題がある。

9.今後の展望としては、米中の国内政治の動向や中国の経済成長の行方などの諸要因が錯綜し不透明
であるが、関係各国の軍艦や軍用機、巡視船などの偶発的な事故から深刻な事態に発展する可能性は
あり、現状はこうした危険な綱渡り状態となっている。


講義風景


東アジアを語ることは従来タブー視されていたと言います。
本当によく研究されている先生で、講義内容も分かりやすかったとの受講者の声が多く聞かれました。

藤木剛康先生、東アジアの国際関係や米中の関係について私たちの知っていることと知らないことを
分かり易く解説頂き、講義資料も有り難うございました。

著書:
  「アメリカ政治経済論」編著(ミネルヴァ書房)


   
  「G・W・ブッシュ政権の経済政策」共編著(ミネルヴァ書房)



*開催済みの研究わくわく人生塾の内容です。ご覧下さい

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     文責:塾長 渡邊豊

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